「乳がん」は30代後半〜40代、「子宮頸がん」は20代〜30代の⼥性に増加し、死亡者数も増加傾向です。
これらのがんは初期の自覚症状がほとんどないといわれています。
早期発⾒・早期治療により、治る可能性が⾼くなりますので、定期的にがん検診を受診することが⼤切です。
予防医療に軸足を置く当院が最も重要視しているのは、検査精度の高さと、検診を受けに来ていただいた方のアフターケアです。検診とその後のケア、この二つによって、質の高い検診による安心感を、受診者の方々に提供いたします。
皆さまの不安を解消させていただくため、豊富な経験を持つベテランの助産師・看護師による相談コーナーを開設しています。外来診療への予約手続きや手術のできる医療施設の紹介など、早期発見・早期治療につなげるフォロー体制の充実に努めております。
元氣プラザ所内には細胞病理検査部門を構え、細胞診、組織診を行っています。
子宮がん検診の結果、問題のある症例(検体)を臨床医(細胞診専門医)・細胞診断医・細胞検査士と検討することで、より精度の高い検査を実施しています。
また、臨床医(専門医)が、受診者の方に検査内容や次の段階の説明も行います。
元氣プラザの婦人健診は、「子宮がん・乳がんの早期発見」を目的として、
受診者の皆さまに、温かな心で精度の高い検査をご提供するとともに、所見のある方へのフォロー体制を整え、
ご安心いただくよう、多くの専門医師と臨床検査部門が連携し、より精度の高い診療に努めております。
女性医師・女性スタッフで実施する女性専用のドックです。
女性だけのリラックスした雰囲気でご受診いただけます。
安心してご相談やご受診いただける『かかりつけ医』を目指しています。
*上記は、平成28年3月2日開催の女性の健康週間セミナー シリーズ『元気に働き、人生を楽しむ女性の健康講座』第4回「正しい知識を正しく知ろう!乳がんの最新情報と社会生活の関わり」において積極活用が啓発されたサイトです。
元氣プラザでは多くの女性医師が活躍しております。
女性医師の担当曜日につきましては『診療スケジュール』をご確認ください。
女性専用エリアでは、技師・スタッフは女性ですが、医師は男性が対応する場合がございますので、ご了承ください。
受けられない検査やご留意事項があります。詳細は「受診にあたっての注意事項」をご覧ください。
受診することができます。ただし、健康診断の項目に尿検査がある場合、血液反応が出てしまう場合があるため、生理中以外の日程でご予約いただくことをお勧めします。どうしても生理中になってしまった場合は、当日受付にて「生理中」とご申告ください。便潜血検査は生理期間外に採便してください。
現在の国の基準は、子宮がん検診は20歳以上、乳がんは40歳以上となっています。上限はありません。しかし世界の各国では事情により独自の基準を設けていることが多く、一概には決められません。ただし、何歳でも子宮がん・乳がんは発生します。
子宮がん検診は妊娠の可能性を診断する検査ではありませんので、不妊症等の専門病院を受診してください。
性交渉が全くなければHPVウイルスによって起こる子宮頚がんの発生する可能性はかなり低いと考えられますが、子宮体がんや乳がんは発生しますので婦人健診は受けてください。
女性ホルモンの使用によって子宮体がん、乳がんのリスクが多少高くなるという報告はあります。また十分に管理されたホルモン療法では特に問題はないという報告もあります。ホルモン剤の使用法によっても異なりますので婦人科でご相談ください。
子宮頸がん検診は、主治医とご相談の上ご受診いただくこともできます。子宮体がん検診は、妊娠中は流産の危険がありご受診いただけません。乳がん検診は、妊娠中は、強く乳房を圧迫刺激すると子宮が収縮し、流産につながる場合がありますので原則的にはお勧めしません。ただし、しこりや痛みなどご心配がある場合は、乳腺外科のご受診をお勧めします。
原則として卒乳後半年以降のご受診をおすすめします。ただし、しこりや痛みなどご心配がある場合は、乳腺外科のご受診をおすすめします。
一般には、医師による視触診に加えて、マンモグラフィと超音波検査の両方を行うのがベストです。それぞれの検査方法には、長所と短所(Q.18マンモグラフィの長所と短所は?、Q.22超音波検査の長所と短所は?を参照)があるため、組み合わせて診断することができるからです。しかし、20代 30代の若い方に関しては、乳腺の発達している乳腺密度の高い方が多いため、マンモグラフィではX線の特性上、所見が見つけにくいことがあります。超音波検査は、石灰化(早期の乳がんのサイン)を見つけるのは不得意ですが、乳腺の密度に影響を受けずに手に触れない所見を見つけ出すことができるという特長があります。
一般的には医師による視触診に加え、マンモグラフィと超音波検査両方を行うのがベストです。しかし20代、30代の若年の方に関しては上記の理由(Q.18マンモグラフィの長所と短所は?、Q.22超音波検査の長所と短所は?を参照)により、超音波検査をお勧めします。
初期の乳がんと痛みの関係は必ずしもありませんが、長く続く場合は念のためご受診ください。
撮影にリスクを伴うため、原則お断りしています。強く希望される場合は、撮影に伴うトラブル、検査精度の低下について同意をいただきます。豊胸術の種類によっては、撮影できない場合もありますのでご了承ください。
元氣プラザでは約半数が女性医師ですので、なるべくご希望に沿うように配慮いたしますが、当日の勤務状況により、ご希望に添えない場合もあります。
乳腺症は20~40代のホルモン分泌が活発な女性に見られる良性症状で、乳房にしこりや痛みが見られます。ただし乳がんとの鑑別が必要ですので触診だけでなく、マンモグラフィ検査や超音波検査をお勧めします。乳腺炎には授乳期に乳汁が乳管内にたまって炎症を起こし、乳房が腫れて硬くなり痛みを伴う「うっ滞性乳腺炎」や、これに細菌が感染してさらに強い痛みや高熱が出る「化膿性乳腺炎」があります。また授乳経験がなくても乳腺から細菌が入って炎症を起こすこともあります。いずれも症状が長引く場合には炎症性乳がんとの鑑別が必要ですので、詳しい検査を受けてください。
乳房のX線撮影のことです。乳房専用の装置を使って撮影します。乳房全体がうつし出されるように片方の乳房につき2方向(頭尾・内外側斜位)から撮影します。
視触診だけでは発見できないような小さなしこりや、ごく早期の乳がんのサイン(石灰化)を拾い上げる事ができます。また、マンモグラフィ検査が有効であるということは死亡率減少効果があるという観点からも証明されています。しかし乳腺の発達している乳腺密度の高い方(若い方に多い)ではX線の特性上、しこりが見つけにくいことがあります。また、乳房を平たくして挟むので多少痛みを伴うことがあります。そして少量のX線の被曝があります。
1回の撮影で乳房が受ける放射線の量は、東京からニューヨークへ飛行機で行くときに浴びる自然放射線の量のほぼ半分です。ごくわずかな線量ですので体への影響はほとんどありません。
「高濃度乳房」についてはこちらをご覧ください。
超音波検査とは、超音波という人間の耳には聞こえない音を装置から発生させ、臓器に音を当てて返ってくる様子を画像にする検査です。
マンモグラフィと同様、手に触れないしこりを拾い上げることができ、さらにしこりの内部まで見えるのでしこりの性質もある程度わかります。また、乳腺の密度に画像は影響を受けないので、乳腺の発達している若い方でも所見を見つけ出すことができます。痛みもなく放射線被曝もありませんが、早期の乳がんのサインである石灰化をみつけるのは不得意です。
子宮を筋腫等で摘出手術を受けておられる方は、子宮がん検診は必要ありません。ただし、子宮筋腫で腟上部切断術という子宮頸部を残す方式で手術することもありますので、この場合は子宮頸がん検診が必要です。また卵巣を残すことは多いので、卵巣がん、卵巣嚢腫等がご心配なら受診なさることをお勧めします。
子宮体がん検診は全員にはお勧めしておりません。子宮体がんは40代以上に多く、前癌状態から出血症状が出ることが多いので、40代以上で不正出血が続く場合はお受けになることをお勧めします。30代までの方でも、妊娠の可能性がない時期でしたらご希望により実施する場合もあります。担当医師にご相談ください。
経膣超音波検査は、膣内にカバーを被せた細い超音波端子を挿入し、子宮・卵巣の状態を画像で調べる検査方法です。内診では検出が難しい小さな(1~2cm程度)の卵巣腫瘍や子宮筋腫などを検出することが可能です。
複数の女性医師が勤務しておりますので、当日の勤務状況により対応を考慮いたします。
本当に量が多い場合(外出に差支える、健康診断で貧血が指摘されたなど)と、月経初日、二日目あたりに集中的に出血するパターンに変わってきたために以前 より多く見える(貧血はない)場合があります。前者の場合は子宮筋腫を疑いますので、経腟超音波診断等で検査が必要です。
若い方でおしるしほどの微量しか出ない場合は卵巣機能不全を疑いますが、ある程度のご年齢になりますと以前よりやや少なくなってくることはあります。
月経初日が1日目で次回の月経のはじまる前日までを数えます。
月経そのものは不順でも生命には影響ありません。閉経間近(50歳近く)の方では不順でもおかしくありません。しかし、若い方で将来妊娠を希望される方は 機能が低下してしまうのは困りますので、ご年齢、妊娠を希望か否か、生活上不自由かどうかで治療するかどうかを診断いたします。
また不正出血との区別が必要ですので、ご心配なら医師にご相談ください。
比較的若い方で量も少ないようなら、おそらく排卵時の中間期出血といわれるものだと思いますが、3日以上長引く、量が多い、などの症状があるようでしたら、まれに子宮体がん(子宮の奥にできるがん)や子宮筋腫の症状であることもありますので婦人科を受診してください。
月経前のホルモンのアンバランスによる月経前緊張症(PMS)といわれる状態だと考えられます。心にも体にも不調を感じることが多いのですが、アロマセラピーなどで和らげることもできます。しかし日常生活に支障をきたすほどであれば、婦人科でご相談ください。