日本心理臨床学会第33回秋季大会
当法人 こころの健康相談室の前場康介臨床心理士が、同学術会議にてポスター発表を行いました。
日本心理臨床学会第33回秋季大会
http://www.ajcp.info/current-year.htm
日時:平成26年8月23日(土)~26日(火)
会場:パシフィコ横浜
内容:
ポスターセッション 8月26日(火)
ポスター基礎・調査研究 PB5-38
職業性ストレスと生活習慣との関連に及ぼすソーシャルサポートおよび満足度の緩衝効果に関する検討
前場康介 (医社)こころとからだの元氣プラザ 産業保健部)
伊藤寛臣 (医社)こころとからだの元氣プラザ 産業保健部)
竹内宏樹 (医社)こころとからだの元氣プラザ 産業保健部)
齋藤超望 (医社)こころとからだの元氣プラザ 産業保健部)
松浦真澄 (医社)こころとからだの元氣プラザ 産業保健部、東京理科大学工学部)
(概要)
・我が国における労働者の職業性ストレスと生活習慣に焦点を当て、その関連性におけるソーシャルサポートおよび満足度の緩衝効果について検討を行った
・2010年4月から2013年3月までにストレスチェックおよび定期健康診断を受診した労働者9480名が対象
・ソーシャルサポートおよび満足度が高い者は、低い者と比較して生活習慣、ストレス反応、身体指標とも良好な傾向にあることが認められ、その緩衝効果が示唆された
・また、回帰分析の結果から、ソーシャルサポートおよび満足感が高くともストレッサーが特定の生活習慣指標およびストレス反応に有意な影響を及ぼすことが示唆されたが、一方でそれらが低いほどストレッサーの影響がより強くなる可能性も考えられ、部分的ではあるが緩衝効果が認められたといえる