こころとからだの元氣プラザ

サイト内検索  powered by Google
  • Information
  • 診療科目
  • 診察スケジュール
  • フロアガイド
  • アクセス

知っていますか?前立腺がんのこと

知っていますか?前立腺がんのこと

前立腺がんには「潜在がん」と生命にかかわる危険ながんがあります

腫瘍マーカーのPSA(「前立腺特異抗原」という前立腺に特異的なたんぱく質)を測定することで前立腺癌は早期発見できるようになりました。つまり、それ以前には存在していても発見されなかった前立腺がんが、 PSAによるスクリーニング検査(がんの可能性がある人を見つけるための検査)が普及したことで発見されるようになったのです。前立腺がんの特徴は、生命にかかわることのない「よいがん」と悪性度が高くて生命にかかわる「悪いがん」があることです。80歳代では約半数の方に微小な癌を含めた潜在的な癌が見つかるとされています。一方「悪いがん」は転移する可能性が高く人生に重大な結果をもたらします。

したがって、潜在がんの可能性が高い「よいがん」と悪性度の高い「悪いがん」を見分けることが重要です。当外来では前立腺がんを心配される方への検査や、PSA値が高く、経過観察中の方に対し診療を行います。前立腺がんは欧米では、男性が最も多く罹患する癌です。がんによる死亡原因でも上位を占めています。そして、日本人でも近年著しく罹患者、死亡者が増えています。この外来ではPSAスクリーニングを希望される方やPSAが高い方を対象にしています。

早期の前立腺がんには自覚症状がないので、50歳を過ぎたら年に一度はPSA検査を受けましょう。PSAは、がんの早期発見と治療効果の判定にたいへん役立つ腫瘍マーカーです。PSAの値は、従来は基準値(正常値)は、4.0ng/mL以下とされ、 4.0~10.0ng/mLがグレーゾーンといわれていましたが、現在は2.0ng/mL以下であってもある程度癌が見つかることから、このような分類は正確ではないとされています。欧米をはじめ現在は2.5 ng/mLを精密検査を行う基準としている施設が多いと思われます。また特に男性ホルモンであるテストステロンの血液中の値が低いかたでは、より低い PSA値で癌が見つかる可能性が大きくなります。また、1年前と比べて0.75ng/mL以上の上昇がある場合にも前立腺がんの可能性がありますので、PSA検査は年に一度は受ける必要があるのです。

生検をしても癌はなかったがPSA高値が続いている

癌が見つからなかったのは一安心ですが、最初の生検で癌が見つかる方は約70%で2回目以降の生検で見つかる方が残りの30%といわれています。前立腺癌の恐れが高いかどうかを判定するツールやすずんだMRI検査などより癌のリスクについて判断することも必要です。また癌がなくてもPSA高値が続くことは前立腺に炎症がある可能性があり将来の発癌リスクが高まる可能性があります。この外来ではPSAが高値のかたにも適切な情報を提供します。

セカンドオピニオン

前立腺がんの治療法は、がんの性質や大きさ・増殖の速度、患者さんの年齢や他の病気などを考慮して選択することになります。治療法には、手術、放射線療法、内分泌療法、高密度焦点式超音波治療(HIFU)などがあり、主治医は、その治療法が選択される理由を詳しく説明してくれるはずですが、患者さんとしても、わからないことや不安なことがあれば納得できるまで質問しましょう。さらに前立腺がんの治療については、治療法が多いことからセカンドオピニオンを求めることを特にお勧めします。当外来では、前立腺がんのセカンドオピニオンにも対応していますのでご相談ください。セカンドオピニオンをご希望の場合は、主治医からの紹介状や、今までの検査結果データを持参してください。

排尿障害

男性の排尿障害はすなわち前立腺肥大症と考えられてきましたが、最近では前立腺の大きさに必ずしも関係なく排尿障害が起こることが知られています。またメタボリック症候群や高血圧、糖尿病も排尿障害の原因となります。前立腺外来では、このようなことから全身的なアプローチで排尿の問題にも取り組んでいます。尿の間隔が近い、切迫感がある、尿が出にくい、就寝後の排尿回数が多い、などの症状がある方は受診ください。