「社員の健康は会社の健康」を常識に

医療法人社団 こころとからだの元氣プラザ
統括所長 及川 孝光
(元氣プラザだより:2016年8月号)

健診を活用しないのはもったいない!

健診は何のために受けるのでしょうか。「会社のため」「義務だから」「しかたなく」でしょうか。

会社で受ける健診は無料ではありません。毎年の健診にかかる多額の費用は、雇用のために必要な経費として会社が負担しています。その意味では健診にかかるコストは、賃金 の一部と考えることができるかもしれません。会社の経費で自分の健康状態を調べられるのは、ありがたいことです。

結果を生かさないのはもったいない!1年に1回の健診、しっかりと結果に目を通して健康について考えるよい機会です。「指示されたからしかたなく」ではなく、「バリバリ働くために」など、目的意識をはっきりもって、前向きな気持ちで受けていただけたらと思います。

会社から社員へはっきりしたメッセージを

一方、会社側には、社員に対して健診の意味を明確に伝えなければならないという課題があります。会社として社員の健康をしっかりと考えて、健診の意義や役割をきちんと社員に伝えることが重要です。

「よい仕事をするために、元気に働き続けるために、健診で健康を守ってほしい」と、社員に向けて会社側からはっきりとしたメッセージを発信することが必要なのではないでしょうか。リーダーの意識がほんの少し変わるだけで、きっと職場全体が元気になれるはずです。

広まりつつある「健康経営」の考え方

近年、企業の経営戦略として、社員の健康を守ることで業績を高める「健康経営」の考え方が広まっています。会社が健康を重視することを意識すれば、働く側も安心して会社のためにがんばれますから、モチベーションも高まり、業績もアップするのです。「社員の健康は会社の健康」が常識になり、健康への投資が社会的にもっと評価されるようになってほしいですね。

社員の健康を守り、さらに地域住民・環境にも配慮する「ヘルシーカンパニー」は、これからの企業のあり方のなかで、社会的評価の大きな要素になることは間違いありません。

毎日の行動と体調を記録する

自分の体の状態に関心をもつために、毎日の行動と体調を記録しましょう。最初は朝食の有無と体重だけでもOKです。記録を続けることで自分の体調の変化に関心が向いて、自然と健康的な生活にしたくなります。

毎日の行動と体調を記録する

((株)社会保険研究所『さわやか』2014年春号より改編 )

ご精読ありがとうございました!

 

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