健康投資は損のない投資

医療法人社団 こころとからだの元氣プラザ
統括所長 及川 孝光
(元氣プラザだより:2016年7月号)

健診は同じ医療機関で継続して受けたい

生活習慣病の発症に大きな影響を与えているのは毎日の生活です。食事、運動、職業、ストレスなど、生活のさまざまな影響の積み重ねで健康は形作られていきますから、年齢を重ねるに従って、注意すべき病気に個人差が生じていきます。

理想を言えば、医師にそれまでのライフスタイルを知ってもらったうえで、健診結果からのアドバイスをもらえることが望ましいでしょう。そこまでは難しいとしても、最低限、数値の変化を経年的に追いかけられるようにしておく必要があります。そのためには、できるだけ同じ医療機関で毎年継続して健診を受けるのがおすすめですね。

健診の取捨選択を行う"健診の主治医"が必要に

さて、近年では郵送で検体を送るだけで、遺伝的に発症しやすい病気などが気軽に調べられる遺伝子検査キットが販売されています。ただ、いたずらに遺伝的なリスクばかりを心配するのも考えものです。「がんになりやすいみたいだから、すぐ禁煙しよう」というように、生活を変えるために活用することができなければ、あまり意味はありません。

技術の進歩でたくさんの検査が生まれていますが、検査には負担が発生しますから、自分に必要性の低い検査を受けるのは非効率です。そこで、優先順位をつけて、いかにその人に合った検査を行っていくかが重要になります。そのために、これからは年齢や性別、生活などから健診、検査の取捨選択について助言する"健診の主治医"が絶対に必要になるのではないかと考えています。

健康投資で生活を変える!今日から始めよう

どのような健診や検査を受けるにせよ、大事なのは受けたあとです。健康を維持するために、労力や費用をどのように投資するかを考えましょう。かかりつけ医などに相談してみるのもよいですね。よい医師であれば、あなたの仕事や家庭環境などふだんの生活を知り、生活に踏み込んだ具体的なアドバイスをしてくれるはずです。

健康への投資は損のない投資です。運動であれ、食事であれ、休養であれ、投資した以上のものが必ず自分に返ってきます。ぜひ今日から始めてみてください。

人生の健康戦略を立てよう

日本人の平均寿命は男女とも80年以上!その年代まで元気に暮らすためには、健康投資のための健康戦略が必要です。といっても難しい話ではありません。目標の自分から逆算して、そのためにどうするかを決めるだけです。

ただし、ポイントは「いつまでに」を明確にすること。もし、その期限までに達成できなかったときは、次はどう改善したらよいかも考えてみてください。

健康投資のための健康戦略

((株)社会保険研究所『さわやか』2014年冬号より改編 )

ご精読ありがとうございました!

 

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