大事な人のために健診で健康管理を

医療法人社団 こころとからだの元氣プラザ 統括所長
労働衛生コンサルタント 及川孝光
(元氣プラザだより:2016年5月号)

社会人にとっての両輪「仕事」と「健康」

今年から社会人になった方にとって、今年度受ける健診が初めての本格的な健診ではないでしょうか。学童期や学生時代にも学校保健安全法に基づく健診を受けているはずですが、社会人になってから受ける健診は、内容も心構えも異なります。

新社会人の多くの方は「そろそろ会社に慣れたかな」と感じたところで初めての健診を受けるはず。健康管理は社会人としての基本、仕事の一部ですから、健康に目を向ける機会として有効に活用してください。

自分の将来の夢を実現するためにも、新社会人の皆さんが「仕事」と「健康」を車の両輪にして、夢の実現に近づけるよう応援したいと思います。

ふだんと違う受け方で健診の意義を再発見

一方、「毎年の健診には慣れっこ」という方は、健診に対する新鮮味が薄れてしまっているのかもしれません。そこで、たまには外部の別の健診機関で受けたり、受けたことのな いオプション健診を検討してみてはいかがでしょう。ふだんと違う形態で健診を受けることで、新鮮さを取り戻して健診の意義を再発見することができるかもしれません。

職場や自治体など、健診にはさまざまな受診形態がありますが、まずは必ず年に一度は受けること。それが健康づくり、病気の早期発見のためのべースとなります。

健康管理は自分のためならず 大事な人のために

被扶養者として健康保険に加入しているご家族の場合は、会社の健診とは違い、自分から健診を受診する必要があります。ご家族の健康状態というのは働いている本人の仕事に も影響を与えてしまいますから、ご家族の方も「一緒に働く」という意識で、たとえば、ご夫婦で一緒に健診を受けてみてはいかがですか。

健康はご自身のためだけでなく、家族のためにも大切にしていきたい財産です。「情けは人のためならず」ということわざは、人に情けをかけるのは自分のためにも大切という意味ですが、逆に「健康管理は自分のためならず」とも言えるのかもしれません。

自分のためだけでなく、家族、そして友人、会社の同僚など、周囲の大事な人のためにも健康管理は重要なのです。

健康管理の目標を決める

健診は結果を活用してこそ意味があります。そこで実際の行動に結びつけるために、健康管理の目標を決めましょう。

決める目標は2つです。1つは自分のため。もう1つが配偶者や子ども、家族、友人、同僚など、自分以外の人ための目標です。自分のことだと意志が揺らぐことがあっても、周囲の大事な人のためなら頑張れることもあるのでは。自分だけでなく周囲の人にも健康の輪を広げていってください。

((株)社会保険研究所『さわやか』2014年夏号より改編 )

ご精読ありがとうございました!

 

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