胃部内視鏡検査(経口または経鼻で実施)のご案内



当センターでは、経鼻・経口全て細い胃部内視鏡スコープを使用しています! 内視鏡システム「6000システム」

当センターでは2010年から内視鏡検査を行っております。 当初は経口からの内視鏡検査だけを行っておりましたが、 2年後からは経鼻からの内視鏡検査も並行して実施してきました。

経鼻からの検査を希望される方が急増する最近の傾向を受け、 これに対応するための検査装置を整えることが急務でした。 経鼻のスコープは経口に比べ細いため、見え方に難がありましたが、 最近の装置の進歩は見覚ましく、細い経鼻のスコープと経口のスコープの見え方に、 ほとんど差が無くなっています。 さらに、特殊な画像処理を加え、病変をより明瞭に観察することも可能になっています。

このため、当センターではスコープを全て細径の経鼻スコープだけにしました。 経口でも経鼻でも、同じ細径のスコープで検査を行うので、 今後、検査時の苦痛は相当和らぐと思います。

胃部内視鏡検査について

胃部内視鏡検査は、経口(口から)または経鼻(鼻から)で実施しております。
予約時に経口か経鼻かのご希望をお伺いしておりますが、経鼻ご希望でも経鼻からの実施が難しい場合には経口実施になりますのでご了承ください。

  • 女性は骨格が男性より小さめのため、鼻からの挿入が難しいという傾向があります。
  • 鼻にポリープがある方、鼻に疾患のある方、花粉症や風邪などで鼻が詰まっている方は、経鼻が難しいという傾向があります。
  • 経鼻の場合、鼻出血が起こることがあります。多くは圧迫止血されますが、稀に耳鼻科的治療が必要になる場合もあります。その際は他の専門医療施設での治療となり、治療費等は通常の保険診療の扱いになりますのでご了承ください。
  経口(口から) 経鼻(鼻から)
長所 検査前の処置が短時間
麻酔が使えない方でもできる
嘔吐反射が起きにくい
検査中に会話ができる
短所 嘔吐反射が起きやすい
検査中に会話ができない
検査前の処置に時間がかかる
鼻の違和感がある
麻酔が使えない人はできない(鼻が痛い)

胃部検査について

八巻 吾郎
所長 八巻 悟郎

2017年5月より、胃部X線検査の装置をDR(Digital Radiography)からFPD(Flat Panel Detector)という全く新しいものに変えました。
FPDは最先端のデジタル処理能力の非常に優れた装置です。

この装置では病変部のみならず胃全体の粘膜像をより鮮明に広範囲に描出できます。このため、病変をより早期に発見できるのみならず、最近注目されているヘリコバクター・ピロリ感染性胃炎の診断も可能になっております。

これからの検査は、従来の「バリウム検査が良いか内視鏡検査が良いか」ということではなく、それぞれの検査の長所を活かし、両者を交えて検査をしていくのが良いと思われます。

  X線(バリウム)検査 内視鏡検査<経口> 内視鏡検査<経鼻>
検査前処置時間 発泡剤0分 約7分 約12分
検査時間 約7分 約10分 約15分
所要時間 10分程度
20分程度 30分程度
検査後注意 飲み水と下剤
バリウムを体外へ排出
麻酔が切れて
1時間は飲食禁止
麻酔が切れて
1時間は飲食禁止
時間当たりの
検査人数
6名 3名 2名

皆様からのご要望にお応えし
土曜日も胃部内視鏡検査(経口のみ)が可能になりました!

経口での胃部内視鏡検査実施可能な土曜日
第1・第3土曜日(4月、5月は第3土曜日のみ)

  • ご予約枠に限りがありますので早めにご予約をお願いいたします。(事前ご予約制)
    経鼻からの胃部内視鏡検査ご希望の場合は、月曜日~金曜日に実施しております。
    胃部内視鏡検査はオプション検査料金として、5,500円(消費税10%税込)の追加料金となります。
  • 女性ドックBの場合は胃の検査が無いコースのため、胃部内視鏡検査は実施できかねます。
    女性ドックAまたは日帰人間ドックヘのご変更が必要です。
    コース変更ご希望の場合は事前のご連絡が必要です。受診日当日のコース変更はできかねます。

お問い合せ: アジュール竹芝総合健診センター

電話:03-3437-2701
営業時間:平日8:30~16:30、土曜8:30~14:00

 

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