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日刊工業新聞掲載コラム 『スッキリ元気!』 をご覧頂けます。

 Vol.15 

OC(低用量ピル)で月経コントロール

 

受験生にとっては正念場のシーズンが到来しました。この時期には、体調管理がますます重要になります。病気予防はもちろんですが、日常の生活スタイルを可能な限り安定した穏やかなサイクルに保ち、万全な状態を維持したいものです。

しかし、女性にとって“月のもの”の月経ばかりは避けられません。女性の体調は、嬉(うれ)しくも悲しくも男性に比べ、ホルモンの変動に合わせて揺れ動き、わかってはいても“月経前緊張症”といわれる抑うつ症状や倦怠(けんたい)、あるいは月経痛などに多少は悩まされるもの。大切な受験日がこの周期に重なったら、これまで努力してきた力を発揮できず、悔しい思いをすることになるかもしれません。そこで先手必勝、受験の2カ月前あたりから低用量のピルを服用して、ホルモンサイクルをコントロール、月経を楽で安定したものに調整できます。

日本は先進国のなかでは、最もホルモン剤への不信感が強く、ピルの理解・導入が大変遅れています。いまだにピルは避妊薬という意識が強く、使用にはためらいを感じる方が多いようですが、欧米諸国では国がバースコントロールのためにピルを配布するところもあります。10代の頃から避妊目的のみならず、月経コントロールのためにピルを選択するのは当たり前で、女性の半数以上が使用しているくらい、安全性の確立した薬です。日本でも使用に関するガイドラインが完成しており、ピルに対する過剰な心配は不要です。ただし、からだに合わない場合もありますので、2―3カ月前からの開始をお勧めします。

受験のみならず、ホルモンの変化に翻弄(ほんろう)されてお困りの女性は意外に多いものです。ピルの利用法は避妊だけではありません。日本では、男性にもこの点をご理解をいただくことが大切ではないでしょうか。

医療法人社団「こころとからだの元氣プラザ」
女性のための生涯医療センターViVi 小屋松安子



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