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日刊工業新聞掲載コラム 『スッキリ元気!』 をご覧頂けます。

 Vol.10 

更年期の妻への思いやり


今までテキパキと家事をこなしていた妻が、急に「更年期」特有の不調を訴えたら、あなたならどう対応しますか?

更年期障害は、女性が閉経を迎える45―55歳頃に起こる症状です。主に自律神経のバランスが乱れることで起こる典型的な症状に、「ホットフラッシュ」いわゆる「のぼせ・ほてり・発汗」があります。また、不眠、疲労倦怠(けんたい)感、頭痛、肩こりなどの不定愁訴、さらにイライラしたり抑うつ気分になるなど精神的な症状が現れるのも、更年期障害の特徴です。

これらの症状の出方には、非常に個人差があります。ほとんど症状が出ない人もいれば、日常生活に支障が出るほど強い人もいます。それはこの病気の原因が、閉経で女性ホルモンの分泌量が減少するだけではなく、その人がもっている本来の性格、あるいは置かれている社会的・家庭的な立場によるためです。

また更年期は、人生のうえでも「折り返し地点」ともいえる大切な時期です。今までの子育て中心の生活から、子どもが巣立ち、親の介護の問題を考えるなど、ライフサイクルが大きく変わるときでもあります。

さらに、今までできた家事や仕事がこなせなくなり、体力の衰えを感じることも多くなります。特に几帳面(きちょうめん)で真面目(まじめ)な人ほど、精神的な不安や焦りから、更年期の症状が強く出る傾向にあります。

そんなときに、夫のサポートがあるかどうかが、とても重要なのです。妻はつらいときに、夫が改めて「いたわり」や「理解」を示しくれることで、「夫がそばにいて支えてくれたから、乗り越えられた」と感じるものです。

具体的には、優しいひと言をかける、ちょっと家事を手伝う、たまには気分転換に外食や外出に誘うなどのイベントをつくってはいかがでしょう。日常の「小さな信頼関係」の積み重ねが、将来の老後のより良い関係にもつながるはずです

今夜は飲み会を、ちょっと早めに切り上げて、妻との夕食や会話を楽しんでみてはいかがでしょう。

医療法人社団「こころとからだの元氣プラザ」
女性のための生涯医療センターViVi所長 小田瑞恵



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